最恐の地でひとはロボをつくり、ロボはひとを育てる「チャッピー」

今日のAmazonビデオはコレ!

チャッピー CHAPPIE (字幕版)
ヒュー·ジャックマン
2015-08-12



今回からあらすじ省略。

チャッピーは治安最悪の南アフリカの首都ヨハネスブルグの治安対策のために投入された警官ロボット22号。
映画で題材にされるレベルの治安の悪さはググってみてくれ、背筋も凍るエピソードがてんこ盛りだ。
よくこんな街でロケしたなぁと思うと、この風景を見れるだけでこの映画の価値がある。

ロボットの開発者のディオンが「意識」のプログラムを開発するが、ディオンの上司に不要とされ、ディオンは廃棄される予定だった22号を奪取してインストールしようとするんだけどこの辺実にセキュリティガバガバである。
スカウトの躯体だけならまだしも、不正プログラムインストール防止のための装置も物理鍵と指紋認証のみでカメラとかも特にない。
治安最悪のこの街で余裕ぶっこきすぎだろ…
ディオンも重要人物なのに22号を持って一人で運転して帰ってギャングに拉致されるし、危機感?研究の前には無価値だったよ

さらにこのディオン、研究者独特の空気の読めなさを発揮してなんとギャング達とともに22号へ意識のインストールをしちゃう。
そして22号はギャングの一人で紅一点のヨーランディにチャッピーと名付けられる。
チャッピーは生まれたばかりの赤ん坊と同じ。ヨーランディがチャッピーにママと呼ばれるようになり、チャッピーにいろんなことを教えたり、魂のあり方、チャッピーへの愛を教えるようになり、本当に母親みたいになっていく。
子供に親にしてもらうみたいな言葉があるけど、ヨーランディの変化は親になることの意味をわからせてくれるこの映画の見どころの1つだ。

そんなこんなでチャッピーはヨーランディとギャングのニンジャとアメリカに育てられる。
ニンジャは完全にヤンパパで、チャッピーに銃の使い方を教えたり、なんとか強盗させようと育てる。
アメリカはあったかみのある親戚のおじさんみたいな感じで、チャッピーにギャングのしゃべりや挙措動作を教える。
このワルどもがロボットときゃっきゃっしているのは、ロボットに対しても同じ目線で接しようとするワル特有のあたたかみと言うのかわからないが、なんか見ていてホクホクするぞ。
まぁニンジャはいい意味でも完全にヤンパパだが…
だんだんとの仕草がギャングっぽくなっていくあたりに、普通のAIとは違う自意識の存在、魂とは何かを感じさせてくれる。

こんなギャング達に育てられたチャッピー、エリートワルに育つのかと思いきや、強盗も殺人もディオンに言われたことを守ってニンジャに何を言われても断ってるし、意外に!?まっすぐ育ってる。
一方で我欲の塊で、人を平気で殺める人間との対比が描かれており、人間的とはなにかな?というのを考えさせてくれる良作だ!

人間の意識をプログラムにしちゃったあの映画もそうだし、メイドインインディアのロボットも理想的な人物?だった。AIが自我を持って社会を築いたら、無駄な見栄とか我欲とか制御して案外理想的な世界になるのかもしれない。
AI全盛のいま、そんな可能性をみんなにも是非感じてほしい。

作中でギャングのキングがいるアフリカ大陸1高いマンションポンテタワー、ヨハネスブルグの治安の悪さの象徴とも言えるこの建物の最恐伝説も見ておくと、この作品がよりたのしめるぞ。

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