優しいおめめのおじいちゃんは大巨人⁉️「怪物はささやく」

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怪物はささやく(字幕版)
シガニー・ウィーバー
2017-12-30



12歳の少年コナーは内気でいじめられっ子、病気の母と暮らしていたが母の病は重く寝たきりだった。
夜12:07、 コナーが絵を描いていると振動に気がついた。窓を開けると庭にあるイチイの大木が巨人となり向かってくる。
大木の巨人は今度三つの物語を話す、そのあとはお前が物語を話せと言い残し姿を消した。
翌朝、母の元に祖母がやってくる。祖母は厳しくコナーはイヤがったが一緒に暮らすことになる。
その日からコナーは母が谷底に転落する悪夢を見るようになる。
そしてまた12:07、大木の巨人はやってきた。第一のはなしとして、王になるために人を殺した人望ある王子と無実の罪をかけられた王妃の魔女の話をし、この世には善も悪もないことを話す。
次の朝、母はとうとう入院することになる。それと入れ替わりに、母の元夫でコナーの父に当たる男がやってきてコナーを遊園地に連れて行く。
コナーは祖母との生活から逃れたく、父と暮らしたいことを伝えるも父に断られてしまう。
怒ったコナーは自宅のロビーで癇癪を起こしていたが、時計があることに気がつくとその針を12:07に合わせた。
すると大木の巨人が現れ、第2の物語を話し始めるのだった…

夢の現が入り混じる少年のファンタジー。
あわられた怪現象は夢見がちな年頃独特の妄想なのか?それとも現実なのか?そして怪現象は何をもたらすのか?という映画テーマはパンズラビリンス と共通するものがあるね。

今回の怪現象は、イチイの大木が変形してタイトルの通りささやいていくというものだ!
この巨人たかが木と侮るなかれ、裏庭から一直線にコナーの元に向かってくるもんだからその途中の構造物には御構い無し、容赦なく破壊する。
そして身長は推定18mモビルスーツ並みの大きさでその中身は赤く燃えているようだ。
スゲー強そうです禍々しいのに、そのお目目はとっても優しい。
そしてすることはささやくのみ。
うーんなんというギャップ。
見た目はエヴァンゲリオンだけど、中身は話好きのちょっとめんどくさい、だけど根は優しいおじいちゃんみたいな実にいいキャラに仕上がっている!

そんなおじいちゃん、話好きだけあってその話はなかなかに面白い。
第一話は王になるために手段を選ばなかった聡明な王子と、王になってしまったがゆえに邪悪とささやかれた魔女の話。
いかにも歴史の表舞台みたいな話の後、実は…みたいな裏話があって話としてとてもおろしろい。
それだけでなく物語シーンのCGが美しく、影絵調の動く絵画となっている。
物語シーンだけを絵本にしてうちの娘に与えたくなるくらい素晴らしい出来だ!

そして語られる第二話、そして第三話。コナーより語られる第四話はどうなるのか!
そして迎える物語の結末は!?
その気になる結末はみんなの目で確かめてほしい。

世の中全体が複雑になりすぎて、わかりにくくなる昨今。
わかりやすいものに飛びついて、その尻馬に乗ってはいないだろうか?
世の中単純な善悪では割り切れないこともたくさんある、一面だけクローズアップして見てはいけないよ、ということをあらためて考えさせてくれる良作。
自信を持ってオススメする。
 

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